令和4年5月号



井上 よう子/作 相野谷 由起/絵 ひさかたチャイルド

 くまくんと、きつねくん、りすちゃんは、あしたおべんとうをもってきらきらのはらにいくことにしました。おべんとうをつくるのは、くまとうさん。くまとうさんのりょうりはおいしいのです。みんなは、うきうきしています。
 つぎのひ、くまとうさんは、とびっきりの、かくれんぼべんとうをつくりました。ヒントとなるてがみをあけると、《ごつごつのきのねもと》とかかれています。ごつごつのきといえば、たんぽぽおかのき。みんなはいさましくでかけます。けれど、おべんとうをみつけたとおもったら…。







こうまる みづほ/作 丸山 誠司/絵 あかね書房

 オオカミのギロンが、さかなつりをしていると、ゆうびんやのヤギが、てがみをくばっていました。リスとウサギはてがみをうけとると、とてもうれしそうです。ギロンは、てがみをもらってみたくなりました。どうすれば、てがみがくるのかキツネにきいてみると、だれかにてがみをかいてみたら?というのです。でも、ギロンには、ともだちもかぞくも、しんせきもいません。がっかりしてると、いいことをおもいつきました。「そうだ!じぶんにかけばいいんだ!」ポストにてがみをいれると、つぎのひから、てがみをまちました。
 ギロンにおてがみとどくかな?



        低学年から

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さかまき ゆか/作 高畠 純/絵 あかね書房

 ぬいぐるみのくまたろうは、たんていやさんをはじめました。朝食(ちょうしょく)のよういをしていると、ドアをたたく音(おと)がしました。さっそくなぞがやってきたようです。はじめてのいらい人(にん)は、くたびれたチェックのマフラーをまき、くたびれた顔(かお)をしたうさぎのぬいぐるみでした。はなしをきいていると、けさ、げんかんに白い紙(しろいかみ)のはこがおいてあったというのです。中(なか)には、バスの時(じ)こく表(ひょう)、小(ちい)さな赤(あか)いつつみ紙(がみ)、そしてその下(した)にたんぽぽが一(いち)りんはいっていました。うさぎは、こまりきったようすです。
 くまたろうといっしょに、おかしなじけんのなぞをといてみましょう。






西村 さとみ/作 佐竹 美保/絵 国土社

 優(すぐる)は夏休(なつやす)みの間(あいだ)、一人で那木野(なぎの)の森(もり)と那木野神社(なぎのじゃ)を守(まも)っているばあちゃんの家(いえ)ですごすことになった。この那木野には、神社のご神体(しんたい)である石(いし)と森に伝(つた)わる「白(しろ)い大蛇(おろち)の伝説(でんせつ)」があるらしい。石(いし)の中(なか)に生(い)きたままの大蛇が閉じ込(とじこ)められていて、その命(いのち)を救(すく)うには、字(じ)の彫(ほ)られた光(ひか)る石を3つ見(み)つけ出(だ)さなければいけないというのだ。しかし、最近(さいきん)、神社(じんじゃ)のご神体にひび割(わ)れができている。
 ある時(とき)、優が森へ入(はい)ると、少年(しょうねん)ミチルと白(しろ)い子犬(こいぬ)イツキに出会(であ)った。ミチルとイツキに関(かか)わっているうちに、優(すぐる)は森を脅(おびや)かすものに立(た)ち向(む)かうことになり…。