令和4年度5月号


『ようこそ、市立第4魔法中学校へ! 』

 藍藤 唯/著  KADOKAWA

 中学生の島田悠真には憧れの兄・空也がいます。兄は大学生でありながら、高校時代の友達と作った会社が話題になるほど。背も高く、かっこよく、弟から見ても悪いところなんて見つからない完璧な兄貴なのです。そんな兄が突然、余命二か月宣告を受けたのです。人生は楽しんでこそという兄は、「病室で面白いことがしたい。死ぬ前に悠真に何かを残してあげたい。」と言います。そして、この日から悠真の魔法の勉強が始まるのです…。
 



『これから大人になる君たちへ』

 池上 彰/監修  KADOKAWA    
 
 大人になるのはまだまだ先のことだと思っていませんか?今年4月から、成年になる年齢が18歳に引き下げられました。現在中学生の皆さんも、早ければあと3年で大人の仲間入りです。
 親の同意なしでさまざまな契約が結べたり、選挙権が得られたり、結婚できたり…大人になったらできることが大きく増えていきます。今を〈大人になるための準備期間〉ととらえ、未来を生き抜くためのスキルを身につけませんか。
 



『中学生のおうち勉強法』

  みおりん/著  実務教育出版

 中学校へ進学すると、難易度やスピードが一気に上がる勉強。毎日の宿題をつらいと感じている人もいるのでは?そんな人にぜひ知ってほしいのが、東大卒のみおりんが教える「ごきげん勉強法」です。これは、文房具を新調したり、勉強場所を変えてみたり、自分で自分のごきげんをとりながら勉強する方法です。
 おうち勉強をごきげんにできるようになると、自分の必要な勉強を自分の力で行うことができ、効率的に学べるようになるのです。まずは、自分にぴったりの楽しい勉強法を見つけましょう。



『文房具の解剖図鑑』

 ヨシムラ マリ+トヨオカ アキヒコ/著  エクスナレッジ
  
 みなさんが好きな文房具は何ですか?日本の文房具は魅力的な物が多く、特に最近では、機能性にもデザイン性にも優れたアイテムが次々と発売されています。
 この本では、シャープペンシルや消しゴム、はさみ、のりなど定番の文房具たちに焦点が当てられており、それぞれの仕組みや誕生のきっかけなどが多くのイラストとともに紹介されています。普段、何気なく使っている文房具には、考え抜かれた技術とアイデアが豊富に詰め込まれていることに改めて気づかされます。
  



『はっぴーなっつ』

 荒井 良二/作  ブロンズ新社 
 
 「わたしのみみは たびにでて いろんなおとを とどけてくれる…」
 朝早くにベッドの中で耳をすますと、嬉しそうな鳥の声や優しい風の音、だんだん明るくなる空の音が聞こえてきそう。耳が届けてくれる様々な音が春の訪れを知らせてくれます。そして春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へと、季節は移っていきます。
 作者の色彩豊かな絵から、それぞれの季節の美しさを感じることができます。新しい季節をはっぴーに迎えることができそうな絵本です。