令和4年4月号



岸本 真理子/作 長谷川 義史/絵 ひさかたチャイルド

 ここはアフリカのもりのおくふかく。しげみのおうちで、オカピぼうやとおかあさんがくらしています。そとはきけんがいっぱいで、ひとりででたらだめだと、おかあさんにいわれていました。
 あるあさ、ぼうやがめをさますと、おかあさんがどこにもいません。ぼうやはひとりで、おかあさんをさがしにいくことにしました。もりのしげみをぬけだすと、ながいしたをのばして、はっぱをたべているどうぶつがみえましたが、キリンでした。がっかりして、しばらくあるいていくと…。






おくはら ゆめ/作 あかね書房

 スズメは、ニンゲンのみぢかにすむ、とりです。スズメのはなこは、あさからずっとでんせんにとまって、ニンゲンのおかあさんがおけしょうをしているところを、しずかにみていました。ニンゲンのいえにはいってはいけないと、おかあさんにいわれていましたが、はなこはがまんできず、いえにはいってしまいました。はなこは、はねさきで、ニンゲンのおかあさんのまねをしてほおべにをとり、じぶんのほっぺたをももいろにぬりかえました。「チュン、バッチリ」となくと、ちかくにいたニンゲンのはなちゃんは、びっくり。はなこはあわててにげようとしましたが…。



        低学年から

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大久保 雨咲/作 出口 かずみ/絵 小峰書店

 ここは、町(まち)のまんなかにある、おかしやさん。ある日、おじいさんがお店(みせ)にやってきて、そらくんにプレゼントしました。キャンディがたくさん入っていて、あおぞらの絵(え)がかいてある、じょうとうなはこです。「わあ、きれいなはこ!」とそらくんがいうと、はこは、自分(じぶん)のことをとてもほこらしく思(おも)いました。そらくんは、何回(なんかい)もはこをあけては、キャンディをもっていきます。ところが、とうとうさいごのキャンディがいなくなったとき、はこはひとりぼっちになってしまい、きゅうにこわくなりました。そのときです。





マーリン・エリクソン/作 きただい えりこ/訳 森山 標子/絵 理論社

 ルヴィンは両親(りょうしん)と妹(いもうと)と4人家族(かぞく)だ。でも病気(びょうき)の妹にパパとママはかかりきり。そこでぼくは遠(とお)くにはなれているおじいちゃんの家(いえ)へ行(い)くことになった。さみしい思(おも)いをしている時(とき)、庭(にわ)で納屋(なや)から逃げ出(にげだ)したうさぎを見(み)かけた。うさぎのブリーダーをしているイルラに付(つ)いていくと、ラビットホッピングに出会(であ)った。うさぎと人がチームを組(く)んで、障害物(しょうがいぶつ)をとびこえていく競技(きょうぎ)だ。うさぎとふれあっていくうちに、大会に出(で)てみない?とさそわれた。ぼくは勇気(ゆうき)を出して大会にでてみることにした。