大桃 洋祐/さく・え 徳間書店
ハムおじさんは、ひんがよくて、ものしずかなしんしです。まいあさ、はやくにおきて、にわのくさばなのおせわをするのがにっかです。ところが、あるあさ、めざましどけいがこわれてしまい、あさねぼうをしました。とけいをしゅうりにだすため、しょうてんがいへいったハムおじさんですが、とおりのおみせには、ほしいものがたくさん。とけいがなおるまでと、ぼうしや、おさらなど、あれもこれもとたくさんかっていくうちに、にもつのやまができあがってしまいました。
オルガ・カブラル/作 小宮 由/訳 山村 浩二/絵 岩波書店 むかし、ある家(いえ)のうらにわに、白(しろ)くて長い耳(ながいみみ)のうさぎと、黒(くろ)くてちいさい耳のねこと、大きい声(おおきいこえ)をだせるいぬがいました。
ある日(ひ)、古(ふる)い荷馬車(にばしゃ)が、うらにわのまえを、とおりかかり、荷馬車にのっていたおじさんが大きなくしゃみを三回(さんかい)しました。すると、あれれ?ねこのあたまに、白くて長いうさぎの耳が、うさぎのあたまには、黒くて小さいねこの耳がついていました。そして、いぬは大きな声(こえ)がじまんでしたが、ちいさい声しかでなかったのです。3びきは、びっくり。もとにもどりたくて、荷馬車のおじさんをさがしにいきますが…。
ニック・シャラット/作・絵 市田 泉/訳 徳間書店 王(おう)さまとねこは、このあいだまでおしろにすんでいました。ところが、ドラゴンからおしろをもやされてしまったのです。新しい(あたらしい)町(まち)に引(ひ)っこしをしたふたりは、楽(たの)しくくらしていましたが、お金(かね)がずいぶん少(すく)なくなってしまったので、しごとをさがすことにしました。
ねこは、王さまにできるしごとを新聞(しんぶん)から見(み)つけて、王さまは駅(えき)のアナウンスがかりやデパートの店員(てんいん)などにちょうせんします。でも、すぐにしごとをクビになってしまうのでした。王さまは、しごとを見つけることができるのでしょうか。
学級新聞(がっきゅうしんぶん)を作(つく)っている、イダッチと魔王(まおう)。ある時(とき)、イダッチは、ピンポンダッシュをやっていないのに、藤堂(とうどう)さんというおじいさんから、犯人(はんにん)にされてしまった。そこで、イダッチは犯人をスクープして、学級新聞にのせようと思(おも)ったのだ。でも、犯人を待ち伏(まちぶ)せしていたら、小学生(しょうがくせい)があやしい行動(こうどう)をしていると学校(がっこう)にクレームがいき、取材(しゅざい)ができなくなった。 真実(しんじつ)を伝(つた)える新聞を作(つく)りたいイダッチと、きれいにレイアウトされた紙面(しめん)でクラスが仲(なか)よくなる新聞を作りたい魔王。二人は対立(たいりつ)するばかり。そんな時、クラスの意見箱(いけんばこ)に、ある人(ひと)が作文(さくぶん)の盗作(とうさく)をしているというメモが入(はい)っていた。