令和3年度12月号


『科学でナゾとき!』1

 あさだ りん/著  偕成社

 彰吾が通う学校に赴任してきた理科の先生は、ちょっと変わっていて、始業式で階段にけつまずいたせいで生徒みんなから笑われてしまいました。実はその先生は彰吾の父親。しかし、そのことはみんなには秘密です。
 ある日、彰吾は友達から理科準備室にオバケが出るといううわさを聞きました。友達と一緒にそのうわさの真相を確かめに行くと、誰もいないはずの教室から甲高い笑い声が聞こえてきたのです。




『自分のミライの見つけ方』

 児美川 孝一郎/著  旬報社
 
 著者は「今の世の中を前提に考えれば、現時点で、自分の将来を決めてしまうのはおすすめできない」と言います。現代は変化がとても激しい世の中で、将来を決めるうえでの前提や条件が変わってしまうから。そして、「絶対に夢がなければいけない」とも言いません。それは、将来を決め打ちしたがために他の可能性が見えなくなることもあるから、だそうです。
 著者ならではの考え方が、あなたに新しい視点とミライを考えるヒントを与えてくれます。




『10代の君に伝えたい学校で悩むぼくが見つけた未来を切りひらく思考』

 山崎 聡一郎/著  朝日新聞出版

 今、学校で悩んでいることはありませんか?
 この本は、学生時代にいじめにあい、人間関係に苦労してきた著者の経験をもとに、ツラく苦しい思いをしている人へ向けて、そこから抜け出すためのヒントが書かれています。
 参考になるポイントを選んで取り入れたり、自分なりのやり方を見出したり、自分の心身を守るために読んでみませんか。




『ミシシッピ冒険記』

 ダヴィデ・モロジノット/著 岩崎書店
  
 この本の舞台は1900年代初頭のアメリカ。手作りの丸木舟に乗って釣りをしている4人の子どもたちが、釣り糸にかかった穴だらけの缶の中から、光輝く3枚の1ドルコインを拾ったのです。3ドルの使い方をみんなで考え、「安全で信頼性の高い武器」とカタログに表記されているポリスリボルバーを買うことにしました。満足いくまで計画を練り注文しましたが、なかなか商品は届きません。
 ようやく送られてきた小包をみんなで開けてみると、箱の中に入っていたのは注文したものではなく、古い懐中時計だったのです。

 



『流れが見えてくる世界史図鑑』

 かみゆ歴史編集部/編著  ナツメ社
 
 世界史は好きですか?
 この本では、地域ごとの章立てで時代の流れを理解できるようになっています。また、政治や経済の話だけでなく、アートや文学、宗教や思想についても記述されているので、世界史をより広く深く知ることができ、面白さを感じられることでしょう。イラストも豊富で楽しく学ぶことができます。
 近年、学び直したい人が増加しているという世界史、あなたの得意科目にしませんか。