セルゲイ・プロコフィエフ/作 降矢なな/絵 ペテル・ウフナール/絵 森安淳/文 偕成社
ピーターはおじいさんと森(もり)の近(ちか)くにすんでいます。ある朝(あさ)、ピーターは一人で野原(のはら)にいきました。おじいさんがやってきてかってにでたのをおこり、家(いえ)へつれていきました。森の中にはオオカミがいたからです。
ピーターがいなくなると、森の中から大きな灰色(はいいろ)のオオカミがあらわれました。オオカミはアヒルを一口(ひとくち)でのみこんで、木の上のネコをにらみながら、ぐるりとまわっています。こわいものしらずのピーターは、すき間(ま)からじっとみていました。
そして、ピーターはなわをとってくると…。
ロベルト・ピウミーニ/原作 アンナ・クルティ/絵 山本和子/翻案 学研プラス
ピノピノは、森(もり)でくらすくまの男の子(おとこのこ)。かんさつやはっけんが大すき、なかよしはくまの女の子(おんなのこ)のルゥ、にんげんのミケーレです。
森にあまくてみずみずしいいちごがみのりました。ピノピノはいちごが大すきです。おともだちのルゥといちごつみにでかけます。おかあさんから、ジャムにするいちごもたのまれてピノピノたちは大はりきりです。草(くさ)むらにつくと、まっかないちごをみつけました。口へいれると、あまみがじゅわっとひろがります。「ぼくは10こはたべたい」と、ピノピノはどんどんたべつづけます。おなかいっぱいでうちにかえりました。
ところがしばらくするとピノピノは…。
富安陽子/作 佐竹美保/絵 講談社
ゆりの木荘(きそう)は、百年以上(いじょう)も前(まえ)に建(た)てられた洋館(ようかん)で、その家(いえ)には不思議(ふしぎ)な魔法(まほう)がかけられていると言(い)われていました。そして住む人(すむひと)がいなくなると魔法のことも忘(わす)れられてしまいました。 やがて、ゆりの木荘の大改築工事(だいかいちくこうじ)がはじまり、おばあさんやおじいさんが暮(く)らす老人(ろうじん)ホームゆりの木荘になりました。玄関(げんかん)ホールには、昔々から時(とき)を刻(きざ)んでいる大きな振り子(ふりこ)時計が残(のこ)っています。この時計こそ、家にかけられた魔法を動(うご)かすためのスイッチだったのです。
ある日、ホームで暮(く)らすサクラさんとモリノさんはおしゃべりをしていました。サクラさんが手まり歌(うた)を歌(うた)いだすと不思議なことが起(お)こり…。
廣嶋玲子/文 コマツシンヤ/絵 金の星社
のどがかわいた大悟(だいご)は冷蔵庫(れいぞうこ)のとびらを開(あ)けました。知(し)らない文字(もじ)のビンがありルビー色の液体(えきたい)が入(はい)っています。おいしいジュースだったので、大悟はあっという間(ま)に空(から)にしてしまいました。すると「外国(がいこく)のジュースをみんなで飲(の)みましょう」とお母さんのメモがありました。青(あお)ざめた大悟は貯金箱(ちょきんばこ)とビンをつかんで外(そと)に飛(と)びだします。同(おな)じものがないか探(さが)しましたが、どの店(みせ)もありません。
すると電柱(でんちゅう)の上からフクロウが飛(と)んでいきました。追(お)いかけた大悟はフクロウがある店に入るのを見たのです。看板(かんばん)には<トラブル旅行社(トラベル)>と書いてあり…。