令和元年度2月号



 オンジャリ Q.ラウフ/作  久保 陽子/訳  学研プラス

 ある日、アレクサのクラスにアーメットという男の子が転入してきました。しかし彼は、誰とも話そうとしません。アレクサが友だちになろうと話しかけてもダメ。次第には変な噂まで立ち始めてしまいます…。
 彼の転入には大きな理由がありました。彼はシリアからの「戦争難民」だったのです。そのことを知ったアレクサは彼のためにできることはないか、と考えます。




「星くずクライミング」

 樫崎 茜/作  くもん出版

 小学4年生でスポーツクライミングに出会い、練習を重ねてきた中学1年生のあかり。しかし、スランプに陥り挫折してしまいます。辞めようと思っていた矢先、目の不自由な人たちのスポーツクライミング「パラクライミング」に出会います。ナビゲーターとクライマーのペアでのぼるパラクライミング。あかりはナビゲーターとして同い年のクライマー・昴と新たな夢を追いかけます。




「13歳からの「身になる読書術」」

 大居 雄一/著  メイツユニバーサルコンテンツ

 本を読んで本を味方につけると、自分の視野を広げてくれたり、勉強の助けになったり、良い事がたくさんです。現役中学校教員が本の探し方・読み方を教えるとともに、「電車の中で読んではいけない本」「芸人さんが書いた本」など独自の視点で選んだ200冊を紹介します。
 何から読めばいいかわからない、とにかく夢中になれる本を読みたい…などなど、新しい読書との出会いをサポートします。読書が苦手な人にも読んでほしい一冊です。




「フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ」

 森 達也/著  ミツイパブリッシング

 インターネットの急速な発達により、世界にはたくさんの情報が溢れています。しかし、その中には正しくない情報“フェイクニュース”も多く潜んでいるのです。フェイクニュースを信じてしまうと、間違った認識が頭の中で膨らんでしまい、偏った考えやイメージを自分の中に作り出してしまいます。そうならないために、メディアリテラシーの大切さについてもう一度考え、情報を上手に使いこなしましょう。



「英語、苦手かも・・・?と思ったときに読む本」

 デイビット・セイン/著  河出書房新社

 皆さんは英語の授業、好きですか?英語を話せたらカッコいいな~と思っていても、スムーズな英会話はなかなか難しいですよね。著者によると、英語は教科ではなく自分の気持ちを伝えるための「ことば」。つまり世界共通語である英語は、全世界に自分の気持ちを伝えることができる道具なのです!
 英語を学ぶうえで「恐れ」は禁物。どんどん会話にチャレンジして正しい表現を知ることで、自然と自信も湧いてくるはずです。