令和元年度9月号



花形 みつる/著 理論社

 
徳治郎とはボクのお祖父ちゃん。一度決めたことは絶対に変えない頑固者で、そんなお祖父ちゃんが1番気に入らないのが「他人にとやかく言われること」。親戚からは厄介者扱いされているお祖父ちゃんでしたがボクは大好きで、特にお祖父ちゃんが小さかった頃の話を聞くことが何よりも楽しみでした。
 しかし、お祖父ちゃんの体も衰え始め、やがて別れの時を迎えます…。




ジェイソン・レノルズ/作 ないとう ふみこ/訳  小峰書店

 少年キャスは酔った父親に発砲され、家から逃げ出した過去があります。このことがトラウマになり、常に“みんなとは違う”という疎外感を感じていました。
 彼は走ることが得意で、自分でつけた呼び名は “ゴースト”。中学の陸上チームに入り、「町1番の短距離ランナー」になるべく、自分と向き合っていきます。




元村 有希子/著  岩波書店

 現代を生きる私たちの生活は科学・技術の進歩が支えているといっても過言ではありません。しかし、その進歩によって「人類がAIに乗っ取られる!?」なんて話もあったりなかったり…。
 これからの社会をより賢く生きるために、科学記者でもある著者が「カガク力=疑い、調べ、考え、判断する力」を身に付ける重要性を説きます。




小宮 輝之/著  メディアパル 

 たくさんの動物に関する「なぜ?」「なに?」を解決してくれるこの本。 世界三大珍獣って?動物園のクマは冬眠しないの?飼育員になるにはどうしたら良い?などの疑問に、現役の飼育係や獣医、園長など、動物のプロが答えます。
 上野動物園の元園長である著者だからこそ知る動物の魅力がたっぷり詰まった1冊です。


遠藤 研一郎/著  大和書房

 わたしたちが生活していく上で「ルール」とは非常に大切なものです。皆さんの学校にも“校則”というルールがありますよね?通学カバンに付けるマスコットは1つ!など、勉強とは関係のないような校則の数々に「人間は自由が保障されるべき」と主張したくなりますが、校則があるからこそ守られている権利や責任もあるんです。
 他にもSNSにウソの投稿をしたら損害賠償を請求される!?落とし物は誰のモノ?といった、身近で起こりそうな出来事を通して法律の基礎を学ぶことができますよ。