令和元年度7月号



吉野 万理子/作 朝日学生新聞社

 詠章学園中学校では毎週木曜に「部長会議」を行っています。しかし、文化祭に向けて美術部が作成したジオラマが壊される事件が起こり、臨時の会議が開かれることに。犯人探しに奔走する美術部部長でしたが、そこには思いもよらない事件の真相があって…。
 「文化部編」と「運動部編」の2部構成。部活の悩みや部員同士の対立、さらには部を超えた事件まで、中学校生活のあるあるが詰まっています。




中浜 ひびき/著  小学館

 テイラーは2年前に父親を交通事故で亡くし、自身も強盗に襲われ危篤状態に。病室で生死をさまようテイラーの魂に、幼い頃からいつも一緒だった空想上の友達“ジョイ”が問いかけます。「この先、後遺症を持ったままテイラーとして生きてゆくか、それとも別人として生まれ変わるか…」。
 執筆時16歳という若さの著者が描く、少女の成長物語です。




吉岡 大祐/著  旬報社

 22歳という若さでネパールに飛び立った著者の吉岡さん。現地の大学で学びながら、鍼灸師としてボランティア活動を行う中、貧困の現状を目の当たりにし、子どもたちへの教育活動を始めようと決心します。ゼロからの学校建設、教育から見放された子どもたちを救うことができるのでしょうか。
 20年にわたる感動の物語です。




神田 知宏/著  ポプラ社

 情報化社会が進む現代において、インターネットは私たちの生活に欠かすことのできないツールとなっています。しかし、皆さんも知っている通り、ネットの書き込みが原因でいじめられたり、間違った情報に惑わされたり、便利な反面、困ったことが多いのも事実です。どうすれば被害に遭わず、気持ちよくネットを利用することができるのでしょうか。
 自分が知らぬ間にネットの被害に遭わない・遭わせないためにも、もう一度考えてみませんか?



小島 俊明/著  岩波書店

 もうすぐ日本の大学入試システムが大きく変わります。これまではセンター試験という、解答が選択式になっている試験を採用していましたが、2020年度からは論述式の問題が増え、自分で考える力がより求められるようになるのです。
 教育を“受ける”だけではなく、“自ら学び考える力”とはどのように育てていくのか、「主体的・対話的で深い学び」をしていくための方法を考えてみましょう。