平成21年8・9月号



山田 洋二/作 (新樹社)

 お江戸の日本橋。べっこう屋の大旦那さんは、梅干をひもで吊るしてご飯を食べるほどのけちん坊。その旦那さんが亡くなって四十九日、久しぶりに酒盛りでもしようと・・・。そこに医者の玄庵先生が持ってきたのは、なんと壷に入った「めだま」だったのです。
フーテンの寅さんの笑いが、ここに詰まった絵本です。



松原 卓二/写真・文 (マガジンハウス)

 動物大好きなあなたに。動物のどこがカワイイですか?耳?目?肉球?・・・・。
作者は、口とその周辺を『ω(オメガ)』と命名して、そこが一番カワイイと発見したのです。
コアラ、パンダ、ウサギ、アザラシ・・・、
次から次に写し出される77の「ω」に、思わず顔がほころぶ一冊です。




加納 朋子/著 (文藝春秋)

 デブで不細工なノラ猫。小学生の僕は、急に赤い首輪をしてきたその猫の飼い主が知りたくて、首輪に手紙をはさみ込んだ。そこから、サトルとタカキの文通が始まる・・・。
その他、ザリガニの俺を大切にし、名前まで付けてくれた家族のために、俺が泥棒を退治するはなし 「バルタン最後の日」など、大切な人との絆を描いた8の作品からなる心にしみる短編集。




 徳川家康はなぜ都を江戸に選んだのか?など




 洗濯の科学、植物の吸水量調べなど





 発掘が語る集落、さまざまな出土遺物など




 伊能忠敬、アムンゼン、チンギス・ハンなど



 生物の多様性のすばらしさ、地球上の生命が絶えずに、続いていくためには?
その他にも、自由研究のヒントが詰まった本がたくさんありますよ。