島野雫/さく・え 教育画劇
あるひ、うずらかあさんは まるくて ちいさい たまごを うみました。
たまごはこえだにぶつかって ころころころがっていきました。
うずらかあさんは あわててたまごをおいかけましたが さがしても みつかりません。うずらかあさんは しんぱいで たまりません。そこへ、へびさんがやってきました。
「さがしものをしている」とこたえると へびさんはてつだってくれるといったのです。
うずらかあさんは(たまごを さがしていると しられたら へびさんにたべられてしまうかも)
とおもいました。そこで…。
うずらかあさんのたまごはどこにあるのかな?
えほん
おのりえん/作・絵 こぐま社
しとーるさんの一日(いちにち)は、バキッとおきて、いつもきっちり時(じ)間(かん)どおり。
じてんしゃこいで、朝(あさ)のあいさつをするしとーるさんは、
町(まち)のみんなのとけいがわりでした。
しとーるさんの仕事場(しごとば)は、小(ちい)さなふるい図書館(としょかん)です。
図書館をあけると、まっていた人(ひと)たちがはいってきます。
しとーるさんの頭の中(あたまのなか)には、いろんな本(ほん)が図書館のようにせいりされていて、みんながさがしている本(ほん)をぱっとさしだします。
しとーるさんをみんながたよりにしますが、きっちりしすぎて、こわいときもありました。
ある雪の夜(ゆきのよる)、シトールさんはノミだらけのよごれた小(ちい)さな子(こ)ねこに出会(であ)い…。
低学年から
小手鞠るい/作 土田義晴/絵 金の星社 ぼくはそよ風(かぜ)さんにページをめくってもらいながら本(ほん)を読(よ)むのが好(す)き。
本の中(なか)には物語(ものがたり)がある。春(はる)には春の、冬(ふゆ)には冬の物語(ものがたり)が、本(ほん)をひらくと飛(と)びだしてくるんだよ。本を大好(だいす)きな森(もり)のみんなのために枝(えだ)をのばして、いっしょに本を読(よ)む。
みんなから「かえでくん」とよばれているよ。
ぼくの太(ふと)い幹(みき)に「もりのとしょかん」のかんばんがかかっている。
森のだれかが、あごひげ館長(かんちょう)のところに本(ほん)をさがしにやってくるんだ。
ある日(ひ)、館長がおひるね中(ちゅう)に、ひつじ郵便局長(ゆうびんきょくちょう)がやってきた。そこへスミレ先生(せんせい)、こぶたくん、りすのきょうだい、
森(もり)のみんなが大集合(だいしゅうごう)。そして、いそがしいに、としょかんのなかへ。
さて森(もり)のとしょかんではなにがおこっているのでしょう。
中学年から
橘 春香/作・絵 PHP研究所
ポプラの木の家(きのいえ)に小人(こびと)のチミばあさんとボンぼうやが住(す)んでいました。
ボンぼうやは一度(いちど)も一人(ひとり)で外(そと)へ出(で)たことがありません。
チミばあさんがあぶないからと出(だ)してくれないのです。ボンぼうやはリスや小鳥(ことり)に
こっそり外(そと)の世界(せかい)を教(おし)えてもらうようになりました。
ついにボンぼうやは、だまって家(いえ)を出(で)ることを決意(けつい)します。ツバメの背中(せなか)に乗(の)って、生(う)まれてはじめて外の世界へと旅立(たびだ)ったのです。
赤い実(あかいみ)ころがし、アルパカの丘(おか)、さばくのまち、ボンぼうやのふしぎな旅(たび)はつづきます。
ある日(ひ)、ボンぼうやの帰(かえ)りをまちわびるチミばあさんのところに手紙(てがみ)がとどきます。それは…。
高学年から