ルース・エインズワース/さく こうもと さちこ/やく・え 福音館書店
しおちゃんと こしょうちゃんは ふたごの こねこで いつもいっしょです。いっぴきが めをあけると、もういっぴきも めを あけます。 あるひ、にひきは たかいところに のぼる きょうそうを することにしました。こねこたちは、にわにある たかい もみのきを のぼりはじめました。どんどん うえへと のぼって とうとう きの いちばんうえに たどりつきました。ところが、こねこたちは おりることができませんでした。 さて こねこは ぶじにおりられるかな。
えほん
安房直子/作 ひがしちから/絵 偕成社
だんまりうさぎのいえは、はたけのまんなかです。はたけには、おいしそうな やさいを たくさん うえていて、はたらきものの だんまりうさぎは、いっしょうけんめい はたらきました。だんまりうさぎは、いちにちじゅう なんにも しゃべりません。でんわも なりません。なぜって、おともだちが ひとりも いなかったのです。 ところが、ある日のこと。はたけのむこうから、赤(あか)いスカートをはいて、大きなかごをもった うさぎがいっぴき、あるいてきたのです。だんまりうさぎをみつけて、「おともだち、こんにちは。」と、おおきなこえで よびました。 ひとりぼっちの だんまりうさぎは、おともだちに なれるかな。
低学年から
F.エマーソン・アンドリュース/作 ルイス・スロボドキン/絵 小宮 由/訳 岩波書店
リッキーとアンは汽車(きしゃ)にのって、おじいちゃんの家(いえ)にむかいました。ところが、おじいちゃんの町(まち)につく前(まえ)に、線路(せんろ)の事故(じこ)があり、お客(きゃく)さんたちは、リッキーとアンも、みんな汽車をおりることになりました。 おりた町は、さかさ町。なにもかもがさかさまです。家(いえ)は地面(じめん)にひっくりかえり、車(くるま)は屋根(やね)のうえにとめました。ホテルでは、子どもがはたらき、おとしよりは、あそんでいました。二階(にかい)建(だ)てに見えたホテルは、したに八階(はちかい)あり、ふたりは、地下(ちか)五階(ごかい)にとまることに。 すべてが さかさまの町で、ふたりはどうなるのでしょう。みんなも いっしょに ゆかいなさかさ町を たのしみましょう!
中学年から
ケイト・ディカミロ/作 子安 亜弥/訳 ティモシー・バジル・エリング/絵 ポプラ社
お城(しろ)で、デスペローという名前(なまえ)のハツカネズミが誕生(たんじょう)しました。小(ちい)さいデスペローは、心配(しんぱい)されましたが、死(し)なずに生(い)きのびました。姉(ねえ)さんは、デスペローをお城の図書室(としょしつ)につれていき、本(ほん)のおいしい食(た)べかたをおしえました。デスペローは食べずに、お姫(ひめ)さまを守(まも)る、ゆうかんな騎士(きし)の物語(ものがたり)を読みました。 やがてデスペローは、人間(にんげん)のお姫さまに出会(であ)い恋(こい)をします。けれどもハツカネズミには、ゆるされないことでした。デスペローは、地下牢(ちかろう)に入れられてしまいます。そこではドブネズミたちとの対決(たいけつ)がまっていたのです。 愛(あい)と勇気(ゆうき)と冒険(ぼうけん)の物語です。
高学年から
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