平成27年8月号



エドナ・ベッカー/作 神沢 利子/訳 山田 ルイ/訳 白根 美代子/絵  福音館書店

 クローバーばたけの まんなかの、あかい ちいさな おうちに、おばあさんが ひとり、すんでいました。
ところが おうちは ふるぼけてしまい、ひっこすことになりました。2ひきの ねこと ろばと めうしも いっしょです。
とことこすすむと きいろい ちいさな おうちが みつかりました。おばあさんは とても しあわせな きぶんになりました。
ところが ろばのアーサーが いやだといいだして…。とてもゆかいな おはなしです。
  えほん



さいとうのりこ/作 矢島眞澄/絵 PHP研究所

とっても さむがりの 子ひつじがいました。体(からだ)は 小(ちい)さく、いつも ブルブルふるえていたので、「ブルル」とよばれました。
ある日たくさんの人が、牧場(ぼくじょう)にやってきました。ひつじの 毛(け)がりの日(ひ)が はじまるのです。毛をとられて、はだかになることが、ブルルは こわくてたまりません。ほかの ひつじは みるみるうちに まるはだかに なっていきます。
じぶんのばんが ちかづいたとき、ブルルは たるの中に かくれてしまいました。毛がりがこわい ブルルの おおそうどう。
ハラハラドキドキ ブルルはどうなるのでしょう?
  低学年から



ダイアナ・キンプトン作 武富博子/訳 花珠/絵 ポプラ社

 動物(どうぶつ)が大(だい)すきなミアは、パパとママといっしょに、小(ちい)さなクラマーキン島(とう)へ引っ越(ひっこ)してきました。都会(とかい)くらしのミアは、友(とも)だちとさよならしてきたことで、さびしいおもいをしていました。
これから、大(おお)おばさんのグランティとくらすのです。はじめて会(あ)うグランティは、犬(いぬ)のヒルトンと、オウムのプラトンをしょうかいしてくれました。そして、ふしぎな銀色(ぎんいろ)のネックレスをくれたのです
。ネックレスを首(くび)にかけると、犬のヒルトンがしゃべってきました。ミアは動物(どうぶつ)の「つうやく」になったのです。
さっそく動物(どうぶつ)探偵団(たんていだん)がひらかれることになりました。 
動物(どうぶつ)探偵(たんてい)ミアの第1作です。
  中学年から



杉本りえ/作 佐竹美保/絵 ポプラ社

 六年生の花(はな)は、幽霊(ゆうれい)になったおじいちゃんと話ができる。いつも相談(そうだん)するけれど、幽霊になっても、おじいちゃんは生きていたころと同じで、愉快(ゆかい)でわりといいかげん。
重(おも)い病気(びょうき)になった二つちがいの兄(あに)、圭(けい)が心配(しんぱい)な莉(り)子(こ)。家族(かぞく)みんなが、兄の悲(かな)しみを心配(しんぱい)し、胸(むね)を痛(いた)める毎日(まいにち)がつづいている。
偶然(ぐうぜん)、バス停(てい)で出会った花と莉子は、同じクラスだったのに、はじめて話すことに。性格(せいかく)がまったくちがう二人だったが、だんだん大すきな親友(しんゆう)になっていく。
みずがめ座(ざ)流星群(りゅうせいぐん)を見る約束(やくそく)をした二人。
そこにはある理由(りゆう)があった。
  高学年から