むかし、ある家(いえ)のうらにわに、白(しろ)くて長い耳(ながいみみ)のうさぎと、黒(くろ)くてちいさい耳のねこと、大きい声(おおきいこえ)をだせるいぬがいました。
ある日(ひ)、古(ふる)い荷馬車(にばしゃ)が、うらにわのまえを、とおりかかり、荷馬車にのっていたおじさんが大きなくしゃみを三回(さんかい)しました。すると、あれれ?ねこのあたまに、白くて長いうさぎの耳が、うさぎのあたまには、黒くて小さいねこの耳がついていました。そして、いぬは大きな声(こえ)がじまんでしたが、ちいさい声しかでなかったのです。3びきは、びっくり。もとにもどりたくて、荷馬車のおじさんをさがしにいきますが…。