令和8年5月号
 『ポジション!』
 
 高田 由紀子/作    岩崎書店

  スポーツが苦手な身長168センチの朝岡芽吹は、5年生の時にクラスメイトの百田から「末広サンライズ」というミニバスケチームに誘われます。芽吹は「変われるかもしれない」と期待を持ち、入団を決めますが中々上手くは行かず自信をなくします。一方で、キャプテンに選ばれた百田は誘ったはずの芽吹が自主練で上手くなっていくことに焦りを感じ…。他にも、ミスをするメンバーにパスをせず、自分で決めていく相手を信頼しない一条、などなど、それぞれの事情を抱えた子どもが集まる弱小「末広サンライズ」に勝利は訪れるのでしょうか。


 



『人生がちょっとよくなる読書術』

 
  斉藤 洋/著   講談社

 著者は、「ルドルフとイッパイアッテナ」や「おばけずかん」など、多くの人気シリーズを生み出した児童文学作家の斉藤洋さん。「読書術」というタイトルですが、読書の方法を難しく語っているわけではありません。おしゃべりをするような気軽な文章で読みやすく、つまらなくても最後まで読まなきゃ!と意気込んでつらくなっている人や今まであまり読んでこなかったからどう読んだらいいか分からないという人にもぴったり。読書のハードルを下げ、楽しみ方を教えてくれる一冊です。同時に出版された『人生がちょっとよくなる文章術』と合わせて、「読むこと」「書くこと」の楽しさを再発見して人生をちょっとよくしてみませんか?






『ぼくのシェフ』

 長谷川 まりる/作  くもん出版

   有名シェフの父に英才教育を受けてきたシャールは慈善活動の最中、貧民街に暮らす男の子「アズレ」と出会いました。一杯のミルクをきっかけに、アズレが天才的な料理の腕を持っていることを知ります。やがて、シャールは父を謎の病気「食死病」によって亡くし、15歳にして父のレストランを継ぐことになります。彼はアズレに力を借りることを思いつき…。料理や字を教え、始めは上手くいきましたが、才能への劣等感、生まれた環境の違い、天才ゆえの苦悩などが交差し、少しずつすれ違いが生じてきます。ちょっと最近見た有名な歌舞伎の映画を思い出しました。








『宇宙にヒトは住めるのか』

 
 林 公代/著    筑摩書房 

  月で新鮮な野菜を育てる農場、快適に住むための家、宇宙空間や月での私たちの体の変化に対する予防策など。食料からヘルスケアまで宇宙に住むために必要な分野を幅広く紹介しています。現在宇宙ステーションに人は住んでいますが、これをどう一般的にしていくのか?月産月消も実現可能になっていく?? もし、住めるならあなたは月や火星に住めますか?月から地球は帰ってこれそうですが、火星は…難しいかもしれないですね。