令和8年4月号
 
「冬(ふゆ)にやってきた春(はる)と夏(なつ)と秋(あき)」
 
ジョナサン・フリードランド/文 エミリー・サットン/絵  さくま ゆみこ/訳 徳間書店 

 あるところに冬(ふゆ)の宮殿(きゅうでん)があり冬(ふゆ)の王(おう)さまがすんでいました。 冬(ふゆ)の王(おう)さまは、たんじょう日(び)にきょうだいの春(はる)の女王(じょおう)、夏(なつ)の王、秋(あき)の女王(じょおう)をよんで、ぜいたくなパーティーをひらくことにしました。 きょうだいとは長(なが)いことあっていません。太陽(たいよう)や風(かぜ)、木(き)も草(くさ)も「やめなさい」というのですが、王(おう)さまはききません。そして、きょうだいが冬(ふゆ)の宮殿(きゅうでん)にやってきました。四人(よにん)が同(おな)じ時(とき)に、同(おな)じ場所(ばしょ)で顔(かお)をあわせるのです。冬(ふゆ)の王(おう)さまはとてもよろこびましたが、宮殿(きゅうでん)の外(そと)はおかしなことになっていました。
 

 

「リンゴちゃんのおしごと」

角野 栄子/作 長崎 訓子/絵 ポプラ社


 リンゴちゃんはマイちゃんのおばあちゃんがつくってくれたお人形(にんぎょう)です。お人形(にんぎょう)ですが歩(ある)いたりお話(はな)ししたりでき、なんでも一番(いちばん)が大(だい)すきです。ある日(ひ)、みんなが出(で)かけることになり、リンゴちゃんはおるすばんをたのまれました。ブタのぬいぐるみも出(で)かけています。リンゴちゃんは「ひとりでおるすばんなんて、つまんない」と、二(に)かいのまどから外(そと)に出ました。へいの上(うえ)にとびのると、よろんよろんと歩(ある)きます。りんごちゃんがたのしそうにうたいだすととつぜん、どなりごえがしました。へいの上(うえ)に大(おお)きなネコがいたのです  
 
        低学年から

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「森(もり)のクリーニング店(てん)シラギクさん  4~白(しろ)ネコの見(み)たゆめ~」

 

高森 美由紀/作 jyajya/絵 あかね書房

 シラギクさんはクリーニング店(てん)の店主(てんしゅ)で、お客(きゃく)さんの服(ふく)のよごれと心(こころ)のくもりをきれいにする洗(せん)たくの名人(めいじん)です。店(みせ)には次(つぎ)つぎとお客(きゃく)さんがやってきます。フクロウのフクタロウと金色(きんいろ)のおサル・エンヤが店(みせ)を手伝(てつだ)います。ある日(ひ)、バクがよごれたまくらを持(も)ってきて「まくらのせいで眠(ねむ)れない」といいました。エンヤが布団(ふとん)たたきでまくらをたたくと、黒(くろ)いほこりがまい上(あ)がり、みんな倒(たお)れてしまいます。目(め)を覚(さ)ますと灰色(はいいろ)のあくむの世界(せかい)にまよい込(こ)んでいました。

 


「ドラゴンを育(そだ)てるには ~ぼくのドラゴン1~ 」

アンディ・シェパード/作 長友 恵子/訳 静山社 

  一年前(いちねんまえ)、おじいちゃんとぼく は庭(にわ)の地面(じめん)を掘(ほ)りました。 「ゴチャゴチャ草(そう)」は何(なん)でも巻(ま)きつきとてもやっかい。サボテンみたいに下(さ) がり、つるには実(み)があります。そこで光(ひか)る奇妙(きみょう)な赤(あか)い実(み)を見(み)つけます。調(しら)べると「ドラゴンフルーツ」とありました。ぼくが机(つくえ)に置(お)いたはずの実(み)は、床(ゆか)に落(お)ち光(ひか)って大(おお)きくなっています。ぼくはその実(み)を見張(みは)りましたが、やがて眠(ねむ)っていました。突然(とつぜん)、ポン!と大(おお)きな音(おと)がすると、ひっかく音(おと)とマッチをするような音(おと)がします。おそるおそる 見(み)ると小(ちい)さな火花(ひばな)に真(ま)っ赤(か)な体(からだ)、 そこには正真正銘(しょうしんしょうめい)のドラゴンが いたのです。