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しあわせを紡ぐ絵本の読みあい

~うちどく推進講演会~

 

 2月2日節分の日に、令和6年度うちどく推進講演会が開催されました。講師は、子ども達と絵本を介したコミュニケーションを大切にする「読みあい」の提唱者で、児童文学者の村中李衣(むらなかりえ)さん。当館では2回目の講演です。 印象に残った言葉は、「子ども達に絵本を読むということは、優しい気持ちを育てるためにとか、花や虫の名前を覚えさせるためにといったように、何かの目的を達成するためだけに行うのではない」「絵本をまん中にして、読み手と聞き手が、物語世界の中で想像することを楽しみ、どんな方向にも手を伸ばせるコミュニケーションの場(読みあい)を作ることが第一」でした。

 私たちは、ややもすると読み手ばかりが能動的で、聞き手は受動的だと捉えがちですが、静かに聴いているから話が伝わっているとは限りません。お互いの思いや記憶が感動につながるということを、胸に刻んで絵本を読むことが大切だと知りました。
また、赤ちゃんへの言葉かけの際には子音の特性を生かすことが大切だとのお話もありました。実際に会場に連れられてきていた生後6カ月の赤ちゃんに、村中さんが話しかけると、とたんに笑顔の反応を見せてくれました。まるで、魔法を見ているようで、絵本の力・読む力を目の当たりにした瞬間でした。参加された皆さんのこれからの「うちどく」が、ますます充実することを確信した講演会でした。(館長)

 

 

▲村中さんの優しい声に赤ちゃんもニコニコ

 

 

 

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伊万里有田法人会より空気清浄機をいただきました

 

 このたび伊万里有田法人会より空気清浄機を2台いただきました。きれいな空気の中で市民の皆さまに本を楽しんでほしいと申し出があったものです。

 うちどく講演会では、さっそく会場のホールに置いて使用しました。空気の状態が色でわかり、心強い存在でした。通常は中央サービスデスク前に置いていますが、今後も様々な機会に活用させていただきます。ありがとうございました。

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図書館の起工式を祝う記念日

   図書館めばえの日

 

 2月22日は、図書館フレンズいまり主催による「図書館めばえの日」イベントが開かれました。平成6年2月26日の起工式の感動を分かち合い、伝えるために、毎年この時期にイベントが行われています。
 いすの木合唱団のミニコンサートや古伊万里ライオンズクラブの絵本贈呈式が執り行われた今年のぜんざい会。心も体も温まりました。展示コーナーでは古本市も開催され、来館者は本との新しい出会いに心を弾ませていました。
 改めて図書館に関わる皆さまの熱い思いと大きな支え、今後の図書館への期待の声を胸に刻みました。ありがとうございました。

 

星古伊万里ライオンズクラブ絵本贈呈式

▲34冊の絵本の寄付がありました。今年寄贈された絵本と一緒に記念撮影。

 

 

星いすの木合唱団ミニコンサート

▲ぜんざいを食べながら美しい歌声を楽しみました。

 

お知らせいすの木合唱団コンサート 開催決定音楽

日時:2025年 5月18日(日)

場所:図書館ホール

入場無料。どなたでも参加できます。

詳細は後日お知らせします。

 

 

 

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ブックスタートのご案内

 

 赤ちゃんの言葉と心を育むためには優しく語りかけてもらう時間が大切です。ブックスタートは、赤ちゃんと心を通わす、そのひとときを絵本を介して楽しんでほしいと願い、実際に絵本を読んで、1冊の絵本をプレゼントする活動です。
4月より第3木曜日に行います。赤ちゃん向けのおはなし会『おはなし012』や歌の時間もあります。対象者には、乳幼児訪問の際にブックスタート引換券をお渡ししています。ぜひお越しください。

●ブックスタートの日時●
毎月第3木曜日 午前10時30分~12時まで
場所:図書館こどもコーナー
※引換券をなくした場合でも大丈夫です。

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編集後記

 伊万里市民図書館の開館30周年キャラクター「ふくまる」が誕生しました!知恵の象徴であるふくろうをモチーフに市内在住の高校生がデザインしてくれました。表面にも登場していますので、探してみてくださいね。
 開館30周年という節目。市民の皆さまの支えと共に駆け抜けます。

ふくまるこれからよろしくね!

     ▲ふくまる

図書館ホームページ http://www.library.city.imari.saga.jp/