『鎌倉の家』 | 『30センチの冒険』 | |
甘糟 りり子/著 河出書房新社 普段は便利なものに囲まれて生活していても、私たちは“自然”と共存しながら生きていているのだと、著者の自然との付き合い方によって気付かされます。少し肌寒くなったこの時期に、ぽかぽかと日当たりの良い場所で読みたくなるエッセイです。 (Y.U) |
三崎 亜記/著 文藝春秋
サラリーマンのユーリは、実家に帰る途中、なぜか異世界に来てしまいました。バッグには、たまたま30cmのものさしが入っています。異世界の人々は、「ものさしを持つ者こそが、大地の秩序が乱れたこの世界を救う伝説の救世主だ」とユーリに伝えます。力を使うとメモリが減っていくものさし…メモリが無くなる前にこの世界を救い、元の世界に帰らないと肉体は朽ち、魂だけの存在になってしまう!そして、果たさなければならない記憶の片隅に残る大切な誰かとの約束…。 ふしぎな力が宿るものさしを手に、ユーリはこの世界を救うために立ち上がります。 (M.T) |
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『前世は兎』 | 『ウェディングプランナー』 | |
吉村 萬壱/著 集英社 表題作を含め全七編が収録された一冊。この作者ならではの独特な世界観にみるみる引き込まれますよ。
(A.K) |
五十嵐 貴久/著 祥伝社 多くの女性が憧れるであろう結婚式は、人生の大きな節目です。 この本は、ウェディングプランナーとして千組以上もの結婚式を見てきた主人公のこよりが、誇りを持つ仕事に真摯に向き合いながら、自身の結婚を真剣に考えていく物語です。 (R.K) |
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『独裁者たちの人を動かす技術』 | 『野口光の、ダーニングでリペアメイク』 | |
真山 知幸/著 すばる舎 人間が文明を持つことにより生まれた指導的立場の人たち。その中から、「独裁者」と言われる人たちが生まれてきました。 カエサルやナポレオン、織田信長やヒトラーなど、後世に生きる私たちから見ると、なぜあんな残虐な人を支持したのか?と疑問に思いますが、彼らは庶民や部下の気持ちを自分に向かせるための技術を持っていたのです。その技術とはいったいどんなものだったのでしょうか? 独裁者たちが使ってきた人の心を掴んで離さないテクニックを紹介します。 (A.U) |
野口 光/著 日本ヴォーグ社 (Y.M) |