図書館伊万里塾の第４回目は、１１月８日(土)に元ＮＨＫアナウンサーの山田敦子さんをお迎えして、「朗読はたのしい！　～心も体も目覚める魔法～」とのテーマで話していただきました。参加者はプロの美声に魅了されながら、「朗読に正解はない。自分の地声を好きになろう。力を抜いた自然な発声。相手に話しかけることを意識する。深みのある作品を選ぼう。母音を大事にして声を響かせよう。」など、朗読のテクニックだけでなく、音声で表現することの意味や大切さも教えていただいたような気がします。そして最後には、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の朗読を披露され、声によって物語に生命が吹き込まれる瞬間のすばらしさを味わうことができました。今回の講演は、学校・園や福祉施設等での読み語りボランティアをする方はもちろん、自分で声に出して本を読む方にも、大いに参考になられたことでしょう。黙読・音読・朗読・・・読書の楽しみ方はさまざまです。
　さて、図書館フレンズいまり及び、開館３０周年事業実行委員会と図書館が共催して行っている本事業もラストを迎えます。次回はブックスタートの２０周年を記念した公開講座でもあります。「絵本も鳥の巣も子どもを育てる道具」と語る講師の絵本作家・鳥の巣研究家　鈴木まもるさんが鳥の巣の実物も展示して、自身の経験から子育てについて語ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（統括管理者：鴻上）

　ようやく秋らしい気候になった１０月１９日（日）、開館３０周年記念事業として、ガーデンコンサートが開催されました。市内の６団体によるハーモニカやバイオリン、合唱に朗読まで、様々な音楽が演奏され、音楽の秋をたっぷり味わうことができました。天候がすぐれずホールでの開催となりましたが、日頃、図書館を応援する方々による３０周年を祝うコンサートだからこそ、演奏者も参加者も一つになり図書館を楽しんだ一日でした。

　●2026年1月31日（土）10：00～12：00
　●場所：伊万里市民図書館ホール
　●入場無料　※要事前申込み
　●演題：『紙芝居と出会いなおす』
☆紙芝居のお話や演じ方についての講演です
※チラシにてお申込みください。

　＜講師プロフィール＞
　１９６５年長崎市生まれ。 國學院大学文学部卒業。
　現在、童心社取締役 編集長。児童図書と紙芝居の編集業務とともに、紙芝居講習会の講師もつとめる。
　

　早いもので2025年も終わりが近づいてまいりました。今年もたくさんご利用いただき、心より感謝申し上げます。 図書館の年末といえば、恒例の「ほんのお歳暮」を今年も開催いたします。図書館員が様々なテーマに合わせて、おすすめの本を詰め合わせました。お歳暮の中には「図書館宝くじ」を同封しています。当せん者の方には「貸切！上映会」や「図書館ツアー」など、特別なプログラムを準備中です。

　「ほんのお歳暮」は、12月14日（日）からの貸出を予定しています。数に限りがございますので、お早めのご来館をお待ちしています。