第78回読書週間(10月27日~11月9日)
さあ「読書の秋」が巡ってきました。
あなたも図書館で本を借りて、本の世界を楽しんでみませんか。
今年の標語は「この一行に 逢いにきた」です。
◆「読書週間」とは
終戦の2年後の1947年(昭和22年)、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているとき、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と決意をひとつに、出版社、取次会社、書店と公共図書館が力を合わせ、さらに新聞・放送のマスコミ機関の協力のもとに、第1回「読書週間」が開催されました。
第1回の「読書週間」は11月17日から23日。これは11月16日から1週間にわたって開かれるアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」にならったものです。各地で講演会・図書に関する展示会が開かれ、その反響は大きなものでした。「一週間では惜しい」との声を受け、現在の10月27日から11月9日(文化の日をはさんで2週間)となったのは、第2回からです。
それから70年以上が過ぎ、「読書週間」は国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民」の国となりました。その一方、物質生活の豊かさに比べ精神生活の低迷が問題視されている昨今、論理的思考の基礎となる読書の重要性は、ますます高まってきています。
本年の「読書週間」が、みなさん一人ひとりの読書への関心と、読書習慣の確立の契機となることを願ってやみません。
◆「読書週間」のシンボルマーク
その昔、ギリシャ神話の世界で「ふくろう」は、学問・技芸・知恵を司る美貌の女神アテナの使者であり、また、代表的なポリスで文化の中心地アテナイ(アテネ)の聖鳥でもありました。 古代のギリシャ人たちは、賢そうな丸い目ですまし顔の「ふくろう」を知恵の象徴として大切にしたといいます。 森の奥ふかく、静かに瞑想にふけるこの「ふくろう」の姿こそ、読書週間のシンボルマークとしてもっともふさわしいものと考え、読進協では長い間使用してきました。
※ 「公益社団法人 読書推進運動協議会」 サイトへ
市民図書館では、今年の読書週間の標語にちなんだ企画展示をおこなっています。
図書館員がおすすめする本の中から特に印象深い一行を選んで本に添えています。
直感で選んだ一行とともに、新たな本との出会いをお楽しみください。
市民図書館は期間中の 文化の日(11月3日) を特別に開館いたします。
図書館フレンズいまり主催の古本市も行われます。(10時から15時まで)
市民図書館で「読書の秋」を感じてみませんか。
ご来館をお待ちしております。