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2023/11/11

AIの活用

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館長
 人工知能(AI)やチャットGPTなど最新のデジタル技術と、紙媒体の本を扱う図書館は対極にあると思われがちです。しかし、どちらも自分に必要な情報を取り入れて、よりよい生活に役立てるという点では同じです。
 実際、公共図書館でも最近は、スマホで読むことができる電子書籍、農業やビジネスなどに必要な専門情報を検索できるデータベースを備えた館が増えています。また、生成AIについては、私たちが道具として適正に使いこなす能力(リテラシー)を身に付けることが大事です。
 当館では先日、市民団体の主催で、AIを使って親子で絵本を作るワークショップが行われました。参加者は、テーマや登場人物、読者ターゲットを考えて、どのように指示すればAIに意図が伝わるか苦心しながら、人工知能との共同作業を楽しんでいました。終了後、主催団体代表の「これからは答える力より、問う力が大事」との言葉が印象に残ります。 (館長 鴻上哲也)

<佐賀新聞 令和5年11月10日付「いすの木のもとで」より>
18:00 | いすの木