『スターゲイザー』 | |
佐原 ひかり/著 集英社 アイドルとしてのデビューを目指す「リトル」と呼ばれる練習生たち。毎年恒例となった公演「サマーマジック」の楽屋では、「次のデビューは誰だ」という話題で持ち切りでした。20歳を越えて人生の岐路に立ち、長い練習生生活の後、夢を諦める者も少なくありません。プライベートを犠牲にして、自分の心をすり減らしてまでも、デビューすることが正解なのか、答えは出ないまま無情にも時は過ぎてゆきます。 一編ごとに語り手が変わり、様々な事情を抱える6人の視点から物語が描かれます。ぶつかりながらも互いに認め合い成長する彼らの眩しさがあふれる青春小説です。 (A.K)
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『子どもは「この場所」で襲われる』 | |
小宮 信夫/著 小学館 (T.K)
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『70歳からの手ぶら暮らし』 | |
松原 惇子/著 SBクリエイティブ 老後の不安といえば、貯蓄や生きがい、孤独感や家のこと…。老後は楽しく過ごしたいけれど、誰もが一度は頭をよぎるこの心配。おひとりさまを貫く77歳の著者が、軽やかに生きる女性たちを取材しながら、老後を元気に過ごすコツを伝授します。 貯金ゼロだけど、本人の人柄から周囲の人々に慕われ、支えられて生きる90歳。低収入でも大好きな経理の仕事を現役で続ける91歳。人それぞれの人生を生きながらも、毎日を笑顔で生きる喜びに気付ける一冊です。 (S.S)
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『宿帳が語る昭和100年』 | |
山崎 まゆみ/著 潮出版社 日本が誇る温泉文化に最も触れることができる湯宿は、昭和初期から文化芸術の支援を行い、文化人たちの創作の場でした。また、政治家や昭和の大スターなど、多くの著名人たちが愛し、親しんだ宿は彼らとの思い出が詰まった場所でもあります。そんな宿の主人や女将たちが昭和を飾った著名人たちのエピソードを語っています。 映画「男はつらいよ」シリーズ42作目の「ぼくの伯父さん」は佐賀が舞台になり、そのロケの宿泊先となった古湯温泉での寅さんこと渥美清さんの素顔も紹介されています。 (Y.O)
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『ナチュラルボーンチキン』 | |
金原 ひとみ/著 河出書房新社 (A.S)
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『こんにちは!ひとり暮らし』 | |
みつはし ちかこ/著 興陽館 (Y.M)
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